藤井寺薬剤師会
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お年寄りと薬
高齢者は、若い人と同じ量を飲むとお薬が効き過ぎると聞きましたが。
高齢者では、加齢とともに臓器は萎縮し、機能が衰えます。
お薬を分解・排泄する肝臓や腎臓も例外ではなく、お薬がなかなか身体から出ていきません。
同時に、体重も減少してゆきますので、必要な薬の量も、若いころよりは少なくなっていきます。
さらに、細胞内の水分量が減り、血液中のアルブミンという蛋白が減少し、体脂肪は増加します。 これらはお薬の体内での分布の仕方に大きく影響します。
したがって水溶性のお薬は、体内の水分量が減る結果、血液中の濃度が上昇しやすくなり、脂溶性のお薬は体脂肪に吸収されて身体に溜まりやすくなります。 これらのことは全て、お薬の有害反応をまねく要因になります。 また、高齢者は必ず複数の病気をかかえていることが多く、したがって何種類ものお薬が投与されることが多くなります。
お薬の種類が増えると、比例して副作用が増えることが分かっています。
以上のような理由から、お年寄りの場合はお薬の種類をなるべく最小限にとどめ、またお薬の量は成人の1/2〜2/3量から始めて、徐々に増量するような方法がとられます。
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薬を飲み込むのが以前より苦手になってきました。なにか良い工夫はないでしょうか?
年をとると、どうしても食べ物を飲み込む能力が落ちてきます。これを嚥下(えんげ)困難と呼んでいます。
その結果、唾液や食べ物が間違って気管に入って、むせたり、息が詰まったりし、場合によっては肺炎を引き起こします。 これを防ぐために、病院や老人施設などでは、液体にとろみをつける「嚥下補助食品」 を利用しています。 これが、お薬の服用にも役立ちます。
散剤を水に溶かし、これにとろみをつけると、お薬が飲みやすくなります。
最近ではお年寄り向けのお薬を飲みやすくする商品(嚥下補助ゼリー)なども市販されています。
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皮膚がかゆくてたまらないのですが、かゆみどめの薬を使ってはいけませんか?
これは「老人性そう痒症」といって、加齢により皮膚の角質層の水分が失われ、乾燥しやすくなることが原因でおこる症状です。 お年寄りでは同時に皮脂の分泌も減少していますので 、とくに空気が乾燥する季節に起こりやすく、腰から太もも、すねなどの部分に痒みを訴えることが多いようです。
かゆみどめのお薬には、局所麻酔剤の成分が入っていることが多いので、一時的に痒みを抑えることはできますが、「老人性そう痒症」の場合にはその場しのぎにしかなりません。
かゆみは皮膚の乾燥から来ているものです。
乾燥した皮膚には皮膚表面の水分を保つため、保湿性物質を塗るか、あるいは水分をつなぎ止めるような油分の膜をつくることが必要です。 つまり油分の多い軟膏(ワセリンなど)で皮膚の表面からの水分の蒸発を防いだり、保湿性成分(尿素、コラーゲン、ヒアルロン酸)などの入ったクリームで水分を保つのが効果的です。
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