藤井寺薬剤師会
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薬はどこに保管すればよいですか?
薬は高温と湿気と光に弱いのです。ですから直射日光が当たらない湿気の少ない涼しいところで保存することが大切です。 目薬やシロップ剤などは一つの容器から何度も使用するため汚染を防止するために冷蔵庫に保存した方が安全です。
小さな子供やお年寄りのいる家庭では簡単に手が届くところに置かないで下さい。 糖衣錠やシロップ剤は小さい子供にとっては美味しいお菓子に見えるかもしれませんし、視力の衰えたお年寄りには小さな活字の説明書が読みづらくて誤って使用することがあります。
子供の手が届かないタンスの上などはストーブを焚いたとき熱が上に上がって案外高温になっていることがあります。 台所は湿度が高いので避けたい場所の一つです。家の中では北側の部屋の押入れの下の方に缶などに乾燥剤などを入れておくと良いでしょう。チルド室には入れないでください。
冷所保存というのは15℃以下を、室温保存は1〜30℃のことを言います。 冷所保存でもフリーザーに入れると薬によっては変質して効果が無くなるものもあります。
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薬はどれくらい長持ちするのですか?
薬はいつまでも効き目があるものではありません。たいていの薬の外箱には有効期間や使用期限が書いてあります。 有効期間が3年以上のものは表示しなくても良いことになっています。
開封したときに容器などにその日付を書いておくとよいでしょう。 品質が安定な期間は、開封後、約6カ月位と考えておくのが無難なようです。 使用期限内でも保存状態が悪ければ変質してしまっていることもあります。 外観が変化しているような場合には使用しないで下さい。
救急箱などに入れてひとまとめにして保管している場合には、半年に一度くらいは期限切れや変色の点検を行いましょう。 特に目薬やシロップ剤は雑菌やカビが混入すると、薬剤の水分や糖分によってどんどん繁殖して増えることもあるので、長く使わなかった場合には惜しまずに廃棄して下さい。
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自分で薬を選択する時にはどんなことに気をつけたらよいのでしょうか?
医薬品の販売の規制緩和の方向を受けて、99年度からドリンク剤、ビタミン剤、カルシウム剤、健胃剤などの15の薬効群の薬は、薬局以外のコンビニエンスストアやスーパーなど一般小売店で販売できるようになりました。
従来、「医薬品」であったものを「医薬部外品」に移行するかたちでの販売開始ですが、今後、自分で薬を選択する機会が増えてくることが予想されます。 薬剤師に相談して薬を選択するのが好ましいでしょうが、自分で薬を選択する場合、次のことに留意してください。

(1) 長年飲み慣れた薬の方が安心して服用できます。
(2) 市販の薬は、服用する前に同封の説明書をよく読むことが大切です。
(3) 風邪のひきはじめには、「風邪薬」を服用するより「うがい薬」や「トローチ」が効果がある場合もありますが、こじらせないようにしましょう。
(4) 薬を上手に飲めないお年寄りや、すぐに吐いてしまう時は、坐薬を使ってみてはどうでしょう。
(5) 「自分にはこの薬」と決めていても、薬剤師に症状を詳しく告げて相談するほうがよいでしょう。
(6) 「効く」はずの市販薬がいつまでも(2〜3日間)効かないときは、医者に診てもらうのが良いでしょう。
(7) 重曹入りの胃腸薬は、高血圧の人は避けたほうがよい場合もあります。
(8) 医療機関で色々とお薬をもらっている人は薬剤師に相談しましょう。

例えば、「健胃薬」は一般的に消化剤、制酸剤、総合胃腸薬の3種類に分類されます。

(1) 消化剤:消化をたすける薬
おいしいごちそうをつい食べ過ぎた時とか、食べたあといつまでも食べ物が胃の中に残っている感じがしたり、胃が重たくて食欲がない時に使います。
(2) 制酸剤:胃の酸を中和し、胃酸の出すぎをおさえる薬
胃酸過多に効き目があると表現されています。食欲はいつもどおりで空腹時にムカムカや胸やけや痛みが起きた場合に使います。 胃の酸は、ときには自分自身の胃の粘膜を消化してしまい、穴があいたり出血したりする「胃潰瘍」の症状があらわれることもあります。
(3) 総合胃腸薬:消化不良にも胃酸過多や胃痛にも使える薬
消化不良や胃酸過多のどちらのケースにも効くように工夫された薬です。 どちらの原因による症状か判断しかねる場合にも使用できます。 なお、消化不良の場合は「食後」に、胃酸過多の場合は「食前」に服用するのが効果的です。
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感染症と伝染病ってどう違うのでしょうか?
最近の報道で、鳥インフルエンザ※1)、SARSが話題となっていますが、今回は感染症について考えてみましょう。 私たちの身の回りには無数の微生物がいます。 微生物の中には有益なものとそうでないものがあります。 チーズ、味噌、醤油、納豆を造るためには微生物の力が必要ですが、これらは人類にとって有益な微生物です。
一方、人類を死の恐怖におとしいれてきた伝染病を引き起こす微生物は、人類にとって有害な微生物で、主な伝染病には天然痘、ペスト、赤痢、コレラなどがあります。
微生物が体内に侵入し、体内で増えてからだの中に居つづけることを「感染」と言います。 そして、下痢や発熱などの症状が現れてくると「感染症」にかかったと言います。 感染症のうち、ヒトからヒトへ、あるいは動物からヒトへうつり広がるものを「伝染病」と言います。
ですから、食中毒やMRSA※2)などはヒトからヒトにうつることはないので、感染症ですが、伝染病とは言いません。 これに対してインフルエンザやSARSなどはヒトからヒトにうつるので、伝染病であると言えます。
※1) 鳥インフルエンザ:
厚生労働省のホームページにて「インフルエンザに関する情報」が更新されています。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1f.html
※2) Methicillin-resistant Staphylococcus aureus(メチシリン・レジスタント・スタヒロコッカス・アウレウス)の略語で、 メチシリン(抗生物質の名称)に耐性を獲得した黄色ブドウ球菌を意味する英語名で、 免疫力の低下した患者が罹患しやすい院内感染の原因菌のひとつです。
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細菌とウイルスはどう違うのですか?
細菌とウイルスは増え方が違っています。
細菌は栄養源さえあれば自分と同じ細菌を造ることができます。
ウイルスは他の生物の生きた細胞に入り込み、その細胞に自分と同じウイルスを造らせます。 ウイルスが増えるには生きた他の生物の細胞が必要なのです。
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肥満の基準って何で決められているのですか?
最近の40年近く、若い女性を除いて、すべての年代の男女は太り続けているといわれています。
「肥満」は、体重の重い軽いではなく、からだに占める脂肪組織の割合(体脂肪率)が正常より高いかどうかによって判定されます。
体脂肪率が、男性で25%、女性で30%以上の場合を「肥満」と呼んでいます。
体重だけを見た場合、痩せていて「肥満」とは見えなくても、体脂肪率が高いと「肥満」というのです。 筋肉が少なく脂肪組織が増えている"隠れ肥満"は、運動不足の若い女性や、学生時代にスポーツマンだったが今はスポーツをしていない中高年の人に多く見られます。 スポーツを止めてしまうと、体重を同じ程度に保っていてもからだの中身が変わってしまうのです。

体脂肪率の計測方法には、以下の三つの測定方法があります。
(1) 体重と同時に体脂肪が計測できるタイプ
(2) 両手で装置のバーを握るタイプ
(3) 脇腹の皮下脂肪の厚みを測り統計的な推計から体脂肪率をはじき出すタイプ

これら三つの測定方法は、
(1) CT法(コンピュータ断層撮影法)、(2) DEXA法(二重X線法)、(3) MRI法(磁気共鳴画像診断法)
といった本格的測定法に比べれば正確性は劣りますが、体脂肪率の目安を知るには十分に役立つのです。

身長と体重から体格指数を求め、それによって「肥満」の判定を行う方法もあります。
体脂肪量と最もよく相関する指数として国際的に広く使われているのが
BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m) で求められます。
日本人の標準が22〜24未満で、
18.5未満だと「やせ」、18.5〜25未満が「標準」、25〜30未満が「肥満」、30以上が「高度肥満」
という判定になります。
BMIが「25」を超えたら危険信号、BMIが高くなると、高脂血症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなるのです。 ぜひ、ご自身でも身長と体重をもとに算出してみて、標準体重の維持に努めてください。
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肥満にタイプがあると聞いたのですが、どのような分類ですか?
脂肪がどこについているかで2つのタイプに分類されます。
腹部の周りに脂肪が付いている上体肥満(リンゴ型肥満)と、お尻や太ももに脂肪が付いた下体肥満(洋ナシ型肥満)です。
上体肥満は男性に多く、過食・過飲酒・運動不足が関係しています。
このタイプでは、心臓病、糖尿病、高脂血症、高血圧、痛風などの生活習慣病を併発しやすいようです。
女性に多いのが下体肥満です。女性の下半身についている脂肪は、女性ホルモン(エストロゲン)の働きによって蓄積されるもので、元来は妊娠や出産時に必要なエネルギーになる重要な脂肪です。15〜20歳くらいになると、下半身に脂肪が付いてふっくらとした体つきになってくるのは、妊娠や出産の準備が始まっている証拠なのです。下半身の脂肪は、多くなりすぎると下体肥満ということになりますが、少なすぎるのはもっと問題です。
下体肥満は、上体肥満と異なり、成人病に直結するものではありません。
上体肥満か下体肥満かの判定は、ウエスト(胸囲)とヒップ(腰囲)の比率から割り出すことができます。
ウエスト(cm)をヒップ(cm)で割った値が、男性で1.0以上、女性で0.8以上の場合が上体肥満といえるのです。
また、上体肥満という判定が出た場合、腹部をCTスキャナーで調べてみると、更に二つのタイプに分けることができます。
(1) 皮下脂肪が厚くて、そのためお腹が大きい「皮下脂肪型肥満」と、
(2) お腹の中の内臓の周りに脂肪が付いた「内臓脂肪型肥満」があります。
このうち、後者の「内臓脂肪型肥満」は、生活習慣病になる危険が最も高いタイプの肥満といえます。
どうぞ、食事のコントロールをしたり、軽い運動を生活の中に取り入れたりして、標準体重を維持し、生活習慣病の予防に努めましょう。
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医薬品と医薬部外品とはどう違いますか?
ちょっと見ると外見はソックリなのに、一方は「医薬品」、もう一方は「医薬部外品」と、包装には別に書かれているものがありますね。
これは、「薬事法」という法律によって定められているもので、
医薬品は、
(1) 日本薬局方(国の定めた薬の規格書)に収められているもの
(2) 病気の診断、治療、予防に使用されるもの
(3) 身体の構造又は機能に影響を及ぼすもの
となっています。
医薬部外品というのは、医薬品に似ているけれど「作用が緩和なもの」をさします。
具体的には、養毛剤、歯磨き、口中清涼剤、体臭防止剤、除毛剤、ベビーパウダー、赤ちゃんのおしり拭き、生理用品、入浴剤、殺虫剤などがあります。
医薬品は薬局でしか販売できませんが、医薬部外品はコンビニなど、どこでも自由に販売できます。
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病院の薬を薬局で買えないのはどうしてですか?
日本で販売されているお薬は、大きく2つに分けられます。
「医療薬」すなわち病院向けの医薬品と、「一般薬」すなわち街中の薬局・薬店で購入できる医薬品です。
なかでも医療薬のほとんどは「要指示薬」といって、使い方に専門家の知識が必要とされ、医師の処方せんがなければ売ったり買ったりできない医薬品です。
これは「薬事法」という法律で定められているものです。
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薬の使用期限とはどういう意味ですか?過ぎたものを使うと何かよくないことがありますか?
使用期限や有効期限は、通常は余裕をもって設定されています。
お薬の説明書に記載されている保管の条件を守っているものであれば、実際上は少々期限を越えても十分に使用に耐えるものと思われます。
ただし、これは未開封の医薬品の場合で、いったん開封したものでは効果を保証できません。
点眼薬やシロップ剤のような薬剤ですと、雑菌で汚染されている可能性が十分に考えられます。
微生物に汚染された薬剤を使うと、その菌により感染症を起こす可能性もあります。
しかしこのような場合には、たとえ健康被害をこうむっても、すべて自己責任となるので何の保証も得られませんので、 やはり使用期限が過ぎたものは使わないに越したことはありません。
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開封後の薬はいつまで使えますか?
また、使用期限が書いていないものは、どのくらいの期間有効なのですか?
そのお薬は、容器や箱に開封日を記載し、きちんとフタを閉め、冷暗所に保存してありますか?
薬の品質に影響を及ぼすのは、湿度、温度、光、酸素(空気)の4つです。
ですから、薬を保管する際には、以上の4つを遮断することがポイントです。
そのように保存して、使用期限の記載のあるものはその使用期限内(ただし目薬をのぞく)、また使用期限の記載のないもの、錠剤・カプセル剤・散剤・未開封の坐薬などであれば1年、塗り薬は半年、シロップ剤や点眼剤であれば開封後約2〜3カ月が、安全に使用できる期間の目安です。
使用期限を記載しなくとよいと定められているのは、適切な条件下で保管された場合、未開封の状態で製造後3年は品質を保つことが保証された医薬品です。
ただし、これらの期限はいったん開封しますと無効になります。
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温湿布と冷湿布の使い分けは?
冷感タイプの湿布剤は、サリチル酸やハッカ油の作用により、皮膚の温度を低下させます。
この冷たさの刺激で血管を収縮し、神経の働きを抑えることで一過性の痛みや腫れを和らげます。
原則的には、打ち身・ねんざなどの急性の症状、熱をもった痛みなどには冷湿布が向いています。
一方、温感タイプの湿布剤は、トウガラシエキスが配合されたものが多く、それにより皮膚温度が上昇します。
温刺激による血行促進で、炎症物質の新陳代謝を速め、消炎・鎮痛をはかります。
肩こり、腰痛などの慢性的な症状、筋肉がこわばったり、局所が冷たいような場合は、温湿布が適しています。
なおトウガラシエキス配合の湿布剤は、入浴の1時間以上前にははがしましょう。
入浴により体温が上がると、トウガラシエキスの刺激により、強い痛みを感じることがあります。 同様に、入浴後もしばらく経ってから貼るようにしましょう。
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粉薬は冷蔵庫に入れたほうが効果が長持ちするのでは?
その逆です。
お薬の箱や袋の中の空気が、冷蔵庫の冷気で冷やされ、結露してしまうことがあります。
こうなると、粉薬はかえって湿気ってしまい、成分が変化する恐れがあります。
粉薬は、密閉のできる容器に入れておくのがベストです。
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